上新電機の端株優待が廃止されましたので、ご紹介します。
今後どうするかについても記載していきます。
上新電機の端株優待が廃止に
上新電機は、9月末に端株(1株)を保有しているだけで株主優待を貰うことが出来ました。
1株は2,275円です。
※2025年5月13日時点
これだけで、自社割引券5,000円(200円×25枚)分の株主優待が毎年貰えていました。
※2,000円以上の買い物で200円割引券1枚が使えるので、10%割引券みたいな株主優待です。
かなり美味しい株主優待だったので、端株を保有する人が近年激増していたと思われます。
そのため、企業にとっては負担になっていたのかもしれないですね。
今回の見直しにより、株主優待贈呈基準を、議決権をお持ちの株主である 100 株以上の株主様宛とする基準を設け、
変更後の株主優待
端株の株主優待が廃止になって、100株の株主優待が拡充されました。
100 株以上の株主様宛の株主ご優待券(200 円券)を、9月末日基準で 25 枚から 50 枚へ数量を増加させることといたしました。
9月末に100株以上保有している人は、貰える株主優待の金額が以下のように変わります。
変更前:5,000円分(200円券×25枚)
変更後:10,000円分(200円券×50枚)
2倍に拡大されるのは大きいですね。
3月末の株主優待は、2,200円分(11枚)で変わらないです。
総利回り(配当+優待)
上新電機を100株保有した時の優待や配当は以下の通りです。
投資金額:227,500円
配当金:10,000円(100円×100株)
株主優待:12,200円(3月2,200円、9月10,000円)
利回りで表すと、以下の通り総利回りは9.76%になります。
株数 | 投資金額 | 優待金額 | 優待利回り | 配当利回り | 総利回り |
100 | ¥227,500 | ¥12,200 | 5.36% | 4.40% | 9.76% |
これはかなり魅力的な水準です。
これだけ配当利回りも高いと、クロス取引だけではなく、現物株で保有しても良い水準ですね。
得に、上新電機で買い物をする人にとっては保有を検討しても良い水準だと思います。
また、上新電機の店舗が近くにない方にとっても、株主優待はこれまでよりも価値が上がると思います。
9月末の株主優待は端株保有者で大量に発生するので、15%~50%程度でしか市場価値はありませんでしたが
3月末の株主優待は保有者が100株以上に限定されるため、市場価値は高かったです。
だいたい、額面の8割程度の価値があります。
今後どうするか
上新電機の株主優待を貰うために100株保有する選択肢もありだと思いますが、私は様子見しようと思っています。
優待券が割引券ではなく、自社商品券だったら株を買っていたのですが…
ただ、優待利回りが高いので、クロス取引で株主優待は取得しようと思っています。
また、監視銘柄には入れておいて、4月の時のような急落場面では買う候補として見て行きます。
あと、端株はそのまま保有しておこうと思います。
今後、継続保有制限が入る可能性もあるので。
上新電機を500株以上保有している場合、3月は2年以上保有していると優待金額が増額されます。
その時の条件が、「同一株主番号」となっていましたので、端株だけの保有で条件が達成できそうです。
そのため、継続保有制限が導入された場合でも、端株を保有していれば対応することが出来ると思います。
以上、上新電機の端株優待廃止の紹介でした。
おとうふ
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